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<<   作成日時 : 2008/06/22 16:23   >>

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Arvo Part - Cantus in Memory of Benjamin Britten
哀しい事件がまた起こった
こうした事件の背景を考えてみようと思う

70年代
全共闘世代がサラリーマンになり
多くの人々は日本型の企業で
企業戦士として朝から晩まで働いた
月給10万、残業代9万という働き方をした者もいた

アジアの国々では
「歯磨き粉から車まで日本製。一体わたしたちは何人?」と
「また日本人は背広を着て、アジアに侵略してきた」と

しかしあの頃は日本の労働者は
まだ労働基準法に守られていた

深夜業にはそれなりの割り増し賃金があった
変則労働時間の労働者にはそれなりの休みも手当もあった
企業の安全弁と言われるパート労働者にも
自分にあった労働時間帯を選ぶ自由があった

基本軸があったから
それをはみ出すときには企業側も慎重だった

画像
 それが崩れたのが80年代
 セブンイレブンが生まれ
 夜7時まで営業する銀行が生まれた
 一見世の中は便利になった
 仕事が終わってから買い物が出来る 
 銀行に行ける
 しかし、このラッキーの裏には
 この時間帯まで働く労働者がいた

 企業はこの差異で儲かることを知った
 多くの業種がこの形態に突入した
 早く差異を生んだ者の勝ちだ







だが、一番問題だったのは
こうして眠らない街になることで
基本になる労働時間帯が崩れることで
労働条件の基本が崩れることだった

こうした労働者の使い方ができるようになったことで
企業は多くの利潤を得た
しかしこれがあたりまえとなれば
もうこの形態では差異を生まない
企業はまた次なる手を考える
そのたびに労働者の立場が弱くなっていった

極めつけは
バブルの崩壊だった
人々の購買意欲をかき立てていれば
どんどん人は夢を見、夢を買った

しかし、その夢が単なる白昼夢だったと知らされたとき
人々の購買意欲は一気に醒めた
社会の矛盾に気づいた人々の怒りが
向かってこないように
またもや政治家と企業は上手に手を組んだ

つぎはIT革命の登場
携帯ほしさにアルバイトをする高校生
そうした若者の安い労働力が
パートのおばさんたちの世界に入ってきた

企業は都合のいい条件で働く多くの労働者を得た
気がつけば
多くの店はチェーン店化し
気がつけば
多くの店に正社員は一握り
多くの若者が非正規雇用労働者として一人前に働かされていた

 学校では、社会貢献だの自己実現だのと
 若者に夢を与えて
 いざ社会に出れば
 どこにそんな自意識をみたしてくれる労働があるだろうか

画像 資本家と起業家の区別がついていない
 日本型企業は自分たち一族の儲けしか考えず
 儲けを株主に返す
 労働者に還元するという発想はない

 労働者を守ろうと法が作られても
 それはザル法にしかならなかった
 逆に悪用されて時間と体力を売るだけの労働者には
 死活問題となった

 ラッキーにも正規雇用社員となっても
 過労死寸前の過酷な労働が待っていた
 誰も彼もがストレスを抱えて生きている
 名前さえあたえられない非正規雇用社員に
 そのストレスのはけ口を求める者がでてくる



今、わたしたちは自分以外の人たちが
どんな働かされ方をしているのかを
知るべきときではないか

そしてそれはどんな社会構造の中で生み出されているのか
一体だれがほくそえんでいるのか
一体だれが涙しているのか
一体どこにそうした人間らしい感情さえももてず
今にも崩れかかっている者がいるのか
もっと知るべきではないか

政治家よ
社会の矛盾が問題となって現れたとき
なぜ、それを根源的問題として問いかけ
政策を考えようとしないのか

官僚たちよ
社会規範が規範たり得ない事実が起きたとき
なぜ、管理し押さえ込み排除しようという発想しか持たないのか

隣人たちよ
命を奪われた者への献花とともに
生きてすでに魂の死んでいた者たちへの
哀れみと理解を
画像
教育者たちよ
上に従うことにだけ長け
目の前の子どもたちの現実を見て
声をあげることを忘れるな

たったひとりの子どもの一生に責任を持とうではないか
自分の関わった子どもがどんな人生を送るか
それは君のたった一言から
うまれているのかもしれないではないか

最後に、世の親に願う
生まれてくる子に罪はない
どんな状況下で生まれてきても
どんなに貧困であっても
子どもに与うる限りの愛情を与えようではないか
安心して過ごせる空間と時間を
子どもの笑顔が見える一言を
一緒に黙って寄り添える親であろうではないか



派遣労働ネットワーク03−5338−1266(6/28,6/29午後0〜8hまで「クーリング期間」などの電話相談)
働くもののいのちと健康を守る全国センター03−5842−5603
日本労働弁護団03−3251−5363

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コメント(55件)

内 容 ニックネーム/日時
絡みにくい、長文の記事ですね。色んなテーマがテンコ盛りですが、あえて私なりにコメントに挑戦します。(長くて、ゴメン。)

@秋葉原殺傷事件
こうした事件が起きると、私達の社会がいかに目指す姿から遠いところに来てしまったかを思い出させられるのですが、最近処刑された宮崎勤事件もそうですが、こうした事件の犯人の家庭は重大な問題を抱えており、幼年期からの育成過程で、人格形成に決定的に不適切な影響を与えたと考えます。
少なくとも、格差社会の行き過ぎが、このような残酷な犯行を惹き起こしたとするのは、言い訳がましいと思います。

A格差社会と資本主義の未来について
グローバル化した経済社会の中で、南北問題は究極の格差問題です。
資本は、人間の手を離れ、独自の行動原理に基づいて、南北格差を利用して自己増殖しようと図ります。だから、G8で討議されても、投資先を失った資本が、石油や食料に向かうのを止めることはできないのではないでしょうか。
赤兵衛
2008/06/22 19:17
最近の日本はひどい事件が続いていますね。
まるで魔界といった感じです。
これらは、景気の悪さも関係しているのでしょうが。
世界経済の将来を考えると楽観視できるファクターは、あまりないですよね。
かといって個人一人ひとりの悪への衝動をコントロールわけでもありません。
今の日本の状況は、本当に社会問題ですよね。
ただ被害者の方々の御不幸がとても悲しいです。
pale moon
2008/06/22 20:54
私のよく乗るJR中央線ではよく人身事故で電車のダイヤが変更になって遅れます。でも最近では皆そのことに慣れてしまって、人の死と結び付けては考えなくなっているようで、とても怖くなります。
そして、3,40分もすると何事もなかったかのように電車も走り始めます。こんな光景が毎日どこかで起こっているなんて・・・おかしい事です。
秋葉原の事件も今の社会が構造的に持っている弱さのひずみも要因の一つとなって起こったのでは・・・と考えたりしています。
この事件を起こした人は久しく笑ったことがなかったのでしょう。。
なんともやりきれなく空しい事件です。
komichi
2008/06/22 23:13
現代社会のひずみの構図を、ののはなさんの、この文章で、改めて教えられた気がします
私が以前パートで働いていた職場にも、一流大学を出た若者とか、
リストラにあった40代くらいの働き盛りの、それも所帯もちの男性が、
派遣会社から回ってきていました
保険も何の補償もない日雇い労働者となんの代わりのない待遇に、
甘んじなければならない、そんな彼らにも夢も希望もあったはずです
今の世の中の仕組みだから仕方無いでは、済まさせないものを感じてしまいました
まさしく、労働者の立場は弱くなって来る一方です
こんな現代社会のひずみの中から、起こるべくして起こった
今回の事件なのかもしれませんね・・
そんなことを、考えてしまいました
mimi
2008/06/23 00:16
こんばんは。
とても難しいお話ですね。
此処何年かの間にとても酷い国になってしまったような気がします。
一昔前にも似たような事件は沢山あったのでしょうけれど 私が年をとったからか マスコミ事情が発達したからかは判りませんが、頻繁におこっているような気がするのと 一つ事件が起こると 似たような事件が続くのも 怖くて悲しいことだと思います。
今までは「日本は一番治安が良くて暮らしやすい国」だと思っていましたが、現在はどぅなのでしょぅね。
私の乗っている電車でも「人身事故があったため、暫く停車致します」と云うアナウンスが流れる事がありますが、「命の大切さ」みたいなものを もっとしっかりと教えていくべきではないのでしょうか。
自分の大切な姪や甥達が大人になる頃に この国はどぅなっているのだろぅと思うと とても不安でやりきれないです。
マリー
2008/06/23 00:44
正直、秋葉原の事件に、その雇用がどうだとか結びつけるのは、よく分かりません。
リストラだとか彼女だとか大学進学だとかは、容疑者にとっては、犯行のきっかけにはなったのかもしれませんが、明らかに、自己中心的な考え方をしている人間の犯行であるとしか思いません。
大概の残虐な犯罪とその犯した者との生い立ちは、因果関係があることは、間違いないと思います。
ですから、私は、親として子供の一生に責任を持つということを、改めて心に刻みました。
この雇用状況の推移を読ませてもらって、解雇されないようには、どうすべきか。意見を通すには、どうすべきか。
転々と職場を替えることのメリットは、何か。
私は、派遣やパート雇用は、悪い作用ばかりではないと思っています。
コンビニのバイトもです。
もちろん、イージーな考え方でそれらを望んでしまうのは良くないことです。
それでも、それを繰り返した結果、強い意志で妥協を選択することも学ぶはずなのです。
どんな世の中でも学ぶものがあるはずなのです。
何だか、まとまらないわ〜〜。
ののはなさん、全共闘の血が騒いだわ〜(笑)
マイルド
2008/06/23 01:50
はじめまして。
グローバル資本主義の名の下、銀行資本でさえカジノ経済による損失とそこからの買収に怯えてる。経団連などの加盟メーカーは、自己のこの先に不安でたまらない状況だ。制度改革を説得するため、まやかしで、役人みたいに、「国際競争力」を切り出す場合もあるが、たしかに激しい競争なのだ。銀行資本の上の、何重かの資本に抵抗しなければ生きられない。マルクス経済学でとらえられない発展現在だ。
総務・営業のキャリアの必要な仕事、ある程度高度の知識を必要とした製品を開発する労働、明日からでもできる工場生産ラインの部品みたいな仕事と明確に区分し、小泉・竹中の路線を踏襲した福田政権がいる。なにを踏襲したのか、経団連の献金と要望に見合う制度にし、派遣法の改悪の仕上をした。ご飯を食べ、明日の活力を養えなくてもいい賃金を「部品仕事」に与えることにした。
さとし君
2008/06/23 07:25
(続)
国内の就労希望者が安い賃金でいやならと、外国人受け入れを制度化するだろう。それは福田次政権の役割であって、それにとどまらず、経団連の「希望の国」のメニューにより、官僚の「知恵」とデータと官庁組織力を借りての、各制度の改悪のオンパレードが続く。国政政権奪取の道具にするのみで、議員にメニューを越えるものを考える気力はない。メニューの「道州制導入」「教育の再生」「消費率のアップ」「社会保障番号の導入」と国民の暮らしの実際イメージに猛ける必要がある。
唯物論的に「事件」と私の言う改悪と関係あるとは即断できないものの、ないとは決していえない。以上、思います。世の親の気持ちは誰もが同じで、本当ですね。
大変おくわしい、史的に展開した、いいブログでした。
さとし君
2008/06/23 07:48
ののはなさんが見事に描いたように、日本という国の労働環境は今劣悪です。昔から企業は労働者のことなど考えていませんでしたが、会社家族の一員としての正社員は手厚く遇されていました。これが突然替わり正社員すらどんどん競争され首にされるようになり、ついに正社員が使い捨ての派遣社員になったのは、小泉改革からですね。そしてこんな酷い競争社会の中に投げ込まれている親は、わが子を殴ってでも勉強させ、競争に勝たせようとする。秋葉原の事件を起こした彼の境遇は、親のいじめで心も体もずたずたになった子が、結局学校でも職場でも心休まる場をえることが出来ず、誰に対する怒りとも知れない得たいの知れない怒りに突き動かされ、友になれるかもしれなかった人々を虐殺した事件だと思います。日本社会の異常さを浮き彫りにした出来事です。これはけして他人事ではなく、だれでも自分の家族や友人に訪れかねない出来事です。加害者としても被害者としても。
コアラ
2008/06/23 15:29
人の心を金で買う・・そんな異国の一部の人に惑わされ島国根性の心豊かな日本人が小さな国でありながら大国の真似をして居る・・。このままではこの国の果ては・・。。
心を神と崇める文化と金を神と崇めるその社会とは全く異質の物である事を早く若者達に判って貰うべきである事を願ってやみません。
人間生活の全ての事が・・今・・金の亡者の為に変えられている・・。
四方八方海に囲まれた小さな島国の日本人らしいこころ・・
戦争でズタズタに破壊され、それでも尚、国民が一丸となって共存共栄してきた過去の栄華を進歩させ世界の為に役立たせる事は、地獄を経験した国であり平和を守り通してきた日本人の使命だと思います。大人も子供も外国文化ばかりに気を取られずに日本独特の素晴らしい心の文化を守り抜く事だと思います。異国文化の非常識思想・・若者達に気がついて欲しい物です・・(^_^)
ウメ
2008/06/23 15:55
こんばんは 企業が儲けたお金は少しでも多く労働者に還元して残りを株主に配分してほしいところです。まじめに働いて来て戦後の復興もめざましいものがあったと思いますが、そういう縁の下の力持ちたちは後期高齢者で虐められありがたがられるどころか邪魔者扱い。日本国の行く末が思いやられます。
chiharu
2008/06/23 18:46
◇赤兵衛さん♪
「格差社会の行き過ぎが、このような残酷な犯行を惹き起こした」
と言う風に読めましたか。わたしはTVは殆ど見る暇がないので、今回の事件の詳細は知りません。しかし、教育委員会からの達しはすぐ来ます。こういう人間を作らない教育をしろというお達しではありません。警備・管理を強化しろというお達しです。池田小事件のときもそうでした。で、あまりの手回しの良さに、次の事件ではなにを言ってくるかと待つようになりました。そして学校もどんどん生きにくくなり、子どもの笑顔も消えていきます。わたしにはこれが哀しいのです。なぜあのような事件を起こす人間が現れるのか、それを個人の問題に還元しているだけでは、あの事件の犠牲者に申し訳ないのではないでしょうか。宮崎が死んでもあのような人間を生む土壌があるかぎり、死んだ子どもたちは浮かばれないのではないでしょうか。
 
 
ののはな
2008/06/23 21:36
続きです...◇赤兵衛さん♪
社会の矛盾は弱いところから現れてきます。あの場合にはこんなハンデがあった、といくら語っても、問題の解決にはならないし、解消にもならない。自分は今勝ち組だから、負け組の泣き言は聞きたくないではすまないと思うのです。あのような事件の被害者にいつならないともわからない時代に突入しているのですから。
ののはな
2008/06/23 21:38
◇pale moonさん♪
あの事件を起こした青年も被害者でしょうね。
愚かしいということは簡単です。
しかし、彼のリアリティに誰がなにか出来たでしょうか。
自己責任という言葉で切り捨てることしかしなかったはず。
その結果がこの悲惨な事件です。哀しすぎますね。わたしはこの社会の生きにくさを感じているけれどうまく言葉にできないという人は相当いると思っています。
ののはな
2008/06/23 21:44
◇komichiさん♪
そうですね。人間が自分を殺す、そんな異常な生き物になってしまったのですね。それを平然と日常化してしまったこの社会にわたしたちは生きているのですね。いまや、日本で働く人の3人に1人が非正規雇用だそうです。24歳以下では2人に1人。それは企業は金のかかる正社員など雇いたくないからです。それにすっかり味をしめてしまったのです。国際競争に勝つためなら、若者の未来が奪われようと、人間らしく生きられなかろうと関係ないのです。これからももっともっとこんな事件は起きるでしょう。哀しいのです、わたしは。
ののはな
2008/06/23 22:03
◇mimiさん♪
ありがとう!そうなんですよね。ちょっと周りを見回してみると、見えてくるのです。低賃金で未来の見えない不安定な雇用形態の労働者の疲れきった姿が。リストラされた人も大卒であっても、ちょっとした不運があっただけで。精神がちょっと弱かっただけで。対人関係がちょっと下手だっただけで。わたしは毎日立体交差の道路の下に野宿している人たちの前を通勤しています。彼らの生活を日々見ています。時々近所の方でご自分もかたわになって働けなくなった方がその人たちとしゃべっています。
わたしはちょっと周りをみてもらいたかったのです。現実を。
ののはな
2008/06/23 22:11
「生きさせろ」の作者雨宮処凜が書いています。
転載します!ご参考に。
******1****
 6月8日、秋葉原で無差別殺人事件が起きた。
 犯人は25歳の派遣労働者。日研総業に登録し、トヨタ系の自動車工場で働いていた、と知った時、「とうとうこういう事件が起きてしまったか」と暗澹たる気持ちになった。
 ここでもよく書いているように、製造業の派遣や請負で働く若者たちの生活状況は厳しい。そしてそんな厳しい彼らの生活を、私は取材してきた。日研総業から自動車工場に派遣、と聞いただけで、その内実を少しでも知る人であれば、彼の「絶望」や「閉塞感」が少しはわかるのではないだろうか。
 

 

2008/06/23 22:37
**2**
昨年末、名古屋である男性に会った。犯人と同じ日研総業から愛知県のトヨタ車体の工場に派遣されていた24歳の男性は、昨年9月18日、「10月9日をもって雇い止め」と通告された。幸い彼は労組に加入していたので団体交渉をし、「一ヵ月の生活保障」「(それまで住んでいた)寮の確保」、「就業先の紹介」を勝ち取った。が、日研総業はその一ヵ月の間、彼に一件の仕事も紹介せず、一ヵ月が経つと賃金を打ち切り、会社の借り上げアパートである寮から追い出した。その結果、彼は路頭に迷い、名古屋のホームレス一時保護所に収容された。

2008/06/23 22:38
**3**
日研総業からキヤノンの埼玉の工場に派遣されたある若者は、「平均27万」と求人誌にあったものの、手元に残るお金は12、3万だった。ある日、機械に指を挟んで指をパンパンに腫らしたが、医務室で湿布を貼っただけですぐに仕事に戻った。「大丈夫? 」と社員に聞かれて反射的に「大丈夫です」と答えると、「じゃ、労災にしないから。誰にも言っちゃダメだよ」と言われて終わった。また、「病院に行けないので社会保険に入れてくれ」と何度頼んでも、日研総業の担当者ははぐらかすばかりだった。長い休みになると、日研の社員が寮の部屋に合鍵で勝手に入ってきた。「逃げてないかどうかチェックしてる」ということだった。

2008/06/23 22:40
**4**
「ガテン系連帯」という製造業の派遣、請負で働く人々で結成された労働組合には「日研総業ユニオン」がある。文字通り、日研総業から派遣されている人たちの組合だ。日研総業から日野自動車に派遣されていた池田一慶さんは、現在ガテン系連帯の共同代表。そんな池田さんは、日野自動車の正社員と一緒にお花見に行った時、「何歳? 」と聞かれて「26歳」と答え、「正社員? 」という質問に「派遣です」と答えると「人生終わってるな」と言われた。

2008/06/23 22:42
**5**派遣・請負会社は東北、北海道、沖縄など最低賃金が低く、失業率も高い地域で求人誌をバラまく。いくら働いても12万に届かないような時給の地域の若者たちは、日研総業のような派遣会社から大企業の製造ラインに送り込まれ、使い捨てられる。生産調整に思いきり振り回される立場の彼らは2ヵ月、3ヵ月ごとの契約で、一ヵ月先の自分が何をしているのかもわからない。時給は900円から1300円ほど。給料からは「寮費」と「光熱費」が引かれ、派遣会社によっては「カーテン、こたつ、テレビ、冷蔵庫」などにいちいちレンタル料がついていて給料から引かれる。夏と冬にはエアコン代1日100円が引かれる上、派遣会社の中には「3ヵ月以内に辞めたら往復の交通費が自己負担」というところもある。例えば北海道から愛知の工場に働きに行って2ヵ月で雇い止めを食らえば、往復の旅費6万円以上が自腹となる仕組みだ。そんな中、多くの若者が年収200万程度でキツい肉体労働や昼夜2交替の労働に耐えている。トヨタやキヤノンだけでなく、あらゆる携帯電話やプラズマテレビなどは、そんな若者たちの生活と未来を犠牲にして、今日も量産されている。

2008/06/23 22:43
**6**無差別殺人をおかした男性は、報道によると時給1300円程度、月収20万円ほどで、「6月いっぱいでの雇い止め」を伝えられていたという。ネットに「6月でクビだそうです」という書き込みもしていたそうだ。そんな彼の出身は青森県。全国でもっとも時給が低く、その額は618円。それでは1日8時間、週5日働いても12万に届かない。取り調べで彼は、「勤務先でムシャクシャした。リストラに悩んでいた」ことも話しているという。現在、そんなふうに1ヵ月、2ヵ月先の近い未来さえ不安定な立場で働く製造派遣・請負のフリーターは100万人と言われている。04年の時点で、製造業で働く請負労働者だけで80万人以上という数字もある。「国際競争」ばかりを強調し、非正規雇用を使い捨てることで人件費削減を成し遂げ、「史上最高の利益」を連発してきた日本の多くの大企業。その影でホームレスやネットカフェ難民
となってきた若者。小泉構造改革の名のもとに、働く人が一切守られないような今日の状況が作られ、製造業への派遣も04年に解禁された。

2008/06/23 22:46
**7** 労働局の幹部は、そんな現場で働く若者たちを指して「おそらくこの人たちは、一生浮かび上がれないまま固定化する」と語っている。ひどい言い方だが、それが事実であることは当事者たちが一番知っているだろう。
 ボーナスの日、正社員がウキウキした足取りで別室に呼ばれていくのを見ているのが辛かったと、ある派遣労働者は語ってくれた。「自爆テロしたい」「いっそのこと、戦争でも起こればいいのに」「通り魔になってみんな殺してやりたい」。ワーキングプアと呼ばれたり、既にネットカフェ生活だったりする若者たちから届くメールや、実際に彼らと話した時に聞いた言葉だ。だけど、実際に行動を起こす人はいなかった。ほんの数日前までは。

2008/06/23 22:47
**8** もちろん、彼のしたことは許されることではない。しかし、ここまで25歳の若者を自暴自棄にしてしまったのは、一体何なのだろうか。多くの若者から「未来」を奪ってきたこの社会のシステムを、もう一度考え直す必要があるだろう。

幾つもの命を奪い去ったその行動が、
正当化されるはずもないのは言うまでもないこと。
だからこそ、「なぜ」を問うことが、
何よりも必要なのだと思います。
************
ののはなさん、ありがとう!
でももっともっと現実を見つめてください。

2008/06/23 22:49
こんばんわ。先日は私のブログにコメント有難うございました。
秋葉原事件の犯人と同い年の私の息子は現在フリーターです。3月までは昼間は公立小学校で障害のあるお子さんの介助員として、夜は塾講師として一日13時間ほど労働していました。4月で学校との契約が切れ、現在は塾の仕事だけですが室長よりもキャリアが長いのでチーフとして何の保障もつかない激務についているようです。自分で選んだ道ですから文句は言えませんが、最終目標の教師になれたとしても今度はその厳しさに精魂尽き果ててしまうのでは・・と親としては複雑な心境です。周りを見てもこの年でフリーターの男子はとても多く、少子化の原因もこんな所にあるのかな、と思ったりします。この息子があの事件後、「親の謝罪会見、お母さん可哀想だったね」とメールしてきたのが私にとっては小さな救いだったのです。
リサ
2008/06/24 21:18
◇マリーさん♪
そうですね。わたしも昔はこの国が好きで安心しきっていましたが、この頃とっても不安です。街をゆく人の表情も変わりましたね。なにか殺伐としたものを感じることがあります。前はわたしが年をとったせいかしらと思っていましたが、どうやらそうではなさそうです。
なんと1995年に日経連は「新時代の『日本的経営』」として、働く人を3つに分類するよう提言していたのです。
1.長期蓄積能力活用型 2.高度専門能力活用型 3.雇用柔軟型
言葉は使いようですね。

ののはな
2008/06/24 21:54
マリーさん...続きです...
1.は企業の中核で、従来の正社員 2.は長期雇用ではなく、年俸制や業績給 3.は有限雇用、時給制で昇級無し
景気が回復すれば、派遣などの正社員ではない働き方は減ると国は見ていたのでしょうけれど、企業はこの雇用形態が企業にとってたいへんありがたいのでその醍醐味を捨てられなくなったのでしょうね。倫理観などない企業ですからね。だからあれほど食の世界においても恐ろしいことが次々と暴露されはじめた。終身雇用ではなくいつ首を切られるかわからないのですから、内部告発も増えたのでしょうね。
 でもね。マリーさん、いくら命の大切さを教育しようとしても無理です。子ども自身が命を大切にされていないのですから。現場にいると子どもシェルターを作りたくなります。
ののはな
2008/06/24 21:55
◇マイルドさん♪
物事を多角的に見る眼をもたれるよう祈ります。
きっとわたしの見ているものも一面でしかないのでしょう。でマイルドさんが見ているものもその他の一面。うちの母の最近のヒット言葉に「意見が違わないと議論も成り立たないからね」みんな爆笑しましたが、本当にそうですね。若者の2人に1人が正社員になれない時代に、なれなかった人を運が悪い。うちはならないように賢く育てるということは簡単。わたしは公教育なので、いろんな家庭の子どもたちを相手に生きています。親自身が子ども事など顧みる間もないほど昼も夜も働いてやっと口を養っている家庭もあります。国の政策がこういう弱い所へ影響は大きいのです。
小泉政権の規制緩和に弱者がどれほど追い込まれていったか。現実をみてもっと想像力を脹らませてみてくださいね。「学ぶ」ってレベルで生きれるラッキーな人ばかりではないのです。そんな人が今日もどこかで自殺しているのです。
ののはな
2008/06/24 22:08
◇さとしさん♪
はじめまして。きちんと分析してくださってありがとう!
>国内の就労希望者が安い賃金でいやならと、外国人受け入れを制度化するだろう。
そうなんですよ。わたしの卒業生で中国やタイから来ている人たちは、アルバイトを探す段階でも、多くの差別を受けています。日本のこうした雇用形態を支えているのは、不安定な非雇用労働者の下に彼らが多数いるからなんですね。まるで被差別部落があるための安定した封建制身分制度みたい。
>経団連の「希望の国」のメニューにより、官僚の「知恵」とデータと官庁組織力を借りての、各制度の改悪のオンパレードが続く。
ほんと、そのとおりですね。
>メニューの「道州制導入」「教育の再生」「消費率のアップ」「社会保障番号の導入」と国民の暮らしの実際イメージに猛ける必要がある。
そうなの。それがいいたいの。うまく言えなかったけれど。
誰よりもこの国を愛し、いい国であれと祈っているののはなです。
ののはな
2008/06/24 22:19
◇コアラさん♪
ちょっとしたつまずきがもう立ち上がれないほどのダメージを与える時代。25歳の息子の場合。内定した会社が行った一週間の研修はひどいもの。ひたすら挨拶の仕方、起立、令、ありがとうございますの練習。まいにち宿題で作文が出た。なにがあったのか。彼は自己否定と人間不信と対人恐怖に。ある日、帰り道の駅で吐き気に襲われ、電車の前に転がり落ちそうになった。で、かれはとうとう入社式の朝布団から起き上がれなかった。布団を剥ごうとするとがたがた震えていた。あれから二年間、彼はひきこもった。屋根はある。食事もある。だから...と、わたしは待った。二年目の秋、近所の酒屋でアルバイトを始めた。彼は少しずつ自信を取り戻した。頃合いを見計らってハローワークへ誘った。留学やボランティアを考えた彼の同級生たちの多くは、今も似たり寄ったりの生活。
>日本社会の異常さを浮き彫りにした出来事です。これはけして他人事ではなく、だれでも自分の家族や友人に訪れかねない出来事です。加害者としても被害者としても。
ほんとうにその通りだと思います。つらい時代です。
ののはな
2008/06/24 23:05
◇ウメさん♪
はじめまして!いきなり重いページでしたね。
今年の中学1年生はとても落ち着きのない不思議な学年なのです。いろんな小学校からきているのですが、みんなそうなのです。他の中学にすべてあたったわけではないのですが、どうも1976年ほどに生まれて子どもたちがおかしいという評判。で、ある心理学を勉強している人が、その年は日本の不況がどんどん決定的になって、リストラが始まり、労働者がどんどん不安定にされていき始めた時代だから、相関関係があるのではないかと言ってます。若者を育てたのはわたしたち大人です。大人がアメリカに追従し、盲信した。その結果、日本もどんどんアメリカナイズされ、これをいいことだと勘違いしている大人も多くって。確かに古き良き時代の日本がどこかへ行きましたね。まずは政治家にいい手本になってもらいたいのですが、二世はあかんですね。あれはニセ?などと言ってみたくなる。子どもたちに生存権すら奪われている今のような社会システムでない国にしてあげたいですね。
ののはな
2008/06/25 21:21
◇chiharuさん♪
そうですよ。ちゃんと利益は労働者に還元しろ!ってデモでもしたいくらい。あんな立派なビルに入っている人材派遣会社、どれだけの労働者の汗と血と涙を吸って大きくなったものやら。ウイルコムでしたか、100万200万の金で終わるらしく、信じらんないって気持ち。
今更ながら、橋本治の「貧乏は正しい」って言葉を思い出します。
戦後の日本をここまで支えてきたわたしたちがいざ老人になろうとすると、高齢社会だと大騒ぎ。昔、誰が若者が多くて困ると言ったでしょうか。ほんとうに腹の立つ時代です。こんな厳しい社会だから、女性は子どもを産めないのですよ。産婦人科で子どもを堕ろす人の大半は非雇用労働者だそうです。哀しいですね。
ののはな
2008/06/25 21:29
◇零さん♪
ご親切にありがとう!
今改めて、雨宮さんの本を読み直してみています。本の中でNとなっているのが、このたびの日研総業なのでしょうか。
労災にしてくれないのは、本当は労災にも健康保険にも入れてないからなのでしょうね。これでもまた儲けているのですね。

>多くの若者から「未来」を奪ってきたこの社会のシステムを、もう一度考え直す必要があるだろう。
わたしもそう思います。この社会のあり方がすごく問われているのだと思います。いろんなところでその破綻ぶりが見えてきているのに...
でも雨宮さんみたいな若い人たちが出てきたことうれしく思います。
うちの職場でも、あまりにもひどいのでここ数年若い人が労働組合に入り始めました。でないと誰も守ってくれないとわかり始めたようです。
つらいことですが、社会は自分が安全地帯にいると、弱い奴には言わせておけ!ってですからね。弱い者には団結しかありませんね。
ののはな
2008/06/25 21:39
◇リサさん♪
そうなんですよね。26歳以下の人は2人に1人は非正規雇用なんですってね。教師を目指しておられるのですか。今は教師の殆どが縁故か、すでに講師歴何年という風にして、部活動などで人間関係を作っている人がなるようです。たまに普通の人がいると異端児をすごく嫌う閉鎖社会なのですごくいびられますね。などというとなっちゃいけないみたいに聞こえるといけないのですが。今年うちの職場に40代で社会人枠ですてきな女性が入ってきました。先生になりたくて、子育てが終わったのですぐ大学に通ってやっとなれたというきれいで溌剌としたした女性です。でも新卒ですぐうまくいくわけないのに、主幹にはすごくいじめられています。新聞で報じられているように25,35,45,55歳では免許の更新制度が体制も整っていないのに、国が見切り発車。で、これまた自分の年休とお金使って研修してこなければ、教壇に立てなくなるらしい。
 
ののはな
2008/06/25 21:54
リサさん!・・・続きです・・・
学校も同じくひどい劣悪な会社です。しかも公僕だなどと言われているだけタチが悪い。ごめんなさい。夢も希望もないことを言って。でもこれからの若い人たちが、もっと幸せになる社会になるよう何かできることがあったらやりたいです。息子さん、とっても思いやりのある方ですね。ほんと、なんとかしなければ。うちの息子も25歳です。コアラさんのところでも書きましたが、いろいろあるんですよ。でもがんばろうと今は思っています。若い人たちもいつまでも沈黙はしていないと思います。
ののはな
2008/06/25 21:56
ののはなさんへ、
いつものように、癒し効果を求め立ち寄り、思慮深いコメントを残せず、申し訳なかったと思っています。
衝動的に書いてしまいました。
一人浮いたコメントを残し、柔らかいながらグサッときたコメレスでした。
私なりに考えてみました。
昔から、僻み・嫉妬・貧困から犯罪が起こると言われていますが、あれほど悲惨な無差別殺人は、常人の神経の持ち主ではあり得ないと思います。
単に、社会に対する恨みであるとしたら、直接、職場や高級住宅街を狙うと思いますが、秋葉原という場所を選んだ。
犯罪の原因については、ののはなさんが論じた通りの世の中や統合失調症などいろいろと絡み合っているのだと思います。
ただ、今回の痛ましい事件を、それに結び付けるだけでなく、母として、何が出来るかと考えれば、先のコメントで書いた通り、子供がのびやかに成長する家庭環境を作り維持すること、それは決して、経済的に豊なことを示しているのではなく、精神の安定を求めるものであります。
各人が出来ることをするべきですよね。
マイルド
2008/06/26 01:43
・・・・続きです。
私としては、今後日本の社会が少しでも良くなるには、少子化問題に取り組むことなのだと思っています。
結婚しない、産まない、ワーキングプワーのような問題は、皆、この少子化問題に結び付くことです。
選挙権の無い人間には気を遣えないのかもしれませんが、今、生まれた子供には、20年先まで選挙権は無いですが、その子たちに背負ってもらう社会なのですから、もっと先の世の中のことを考えてその対策に取り組んでもらいたいです。
ラッキーではありますが、多少なりとも社会に貢献している者としては、そう思ったりします。
私が、こういうことを書いても、すでにブログ界での立ち位置が決まっているみたいなので、この辺で。
宜しく^0^/
マイルド
2008/06/26 01:47
◇マイルドさん♪
こちらこそ、大急ぎでレスで、舌足らずでしたね。わたしは秋葉原の事件の詳細は全く知りません。しかし、社会現象としてああいう人間が現れるかもしれないということは十分想像がついていました。ただそうする人間とできない人間がいる。あの事件をきっかけに、いろいろ今の若者たちが置かれている状況を考えてみたのです。で、もしマイルドさんが一人暮らしで、家族もなかったら....って想像してもらいたかったのです。
ワーキングプアを作らない政策を政府が早急に考えるべきですね。子どもが産めないとは生物としてはこれはもう異常なんですもの。
決してブログ界で...みたいなこと考えない方がいい。それこそ、今度の加害者のような発想だと思う。自由に考えをのべあえるのがいいところなのでは。人って考えが異なってあたりまえなんですよ。でも議論して行くにつれ集約されていくってのもそうらしいです。マイルドさんは今こう考えているんだな。それって大切なことだと思いますけど。風邪ひいて頭がぼっとしていてまとまらなくてごめんね。
ののはな
2008/06/26 20:52
 余計な一言かもしれませんが、ちょと書きます。
 マイルドさんのお書きになったこと。間違っていないと思います。秋葉原の事件は確実に、きっかけとしては派遣労働者の過酷な勤務条件があったと思いますが、根本は親の虐待によって自己中心的にしか考えられなくなった人間性の破壊されたものの犯行だと思います。子どもの成育環境の問題だという観点でこの事件を論じている人が少ないのをとても残念に思います。また派遣労働やパート労働自体が悪いのでないことも正しい。そ派遣を単純労働にまで拡大して非人間的なものにした制度が悪いのだと思いますよ。横合いから失礼しました。
コアラ
2008/06/27 18:18
親としての時代を生きている我々も既に受験戦争に突入世代
だがそこには将来の展望はまだあったように思える
加害者と同年齢の我が家の子どもたちの口からはっきり聞きました
これほどまでに若者に過酷な状況は今ままでかつてなかったことではないだろうか
将来の展望が全く見えない閉塞された状況
年金問題、雇用問題、全てに期待できない社会に何を期待させるというのか
怒っている若者の声を真摯に聞いて欲しいと思う
スペシャリストの学問、技術のみを即要求され企業が人材を育てることをしない
政治、教育、社会、全ての構造的な流れから全ては生み出されていることは重々わかることであるが。。
加害者にいつなるやも知れない子らをもつ親としての立場からみたら全くののはなさんの言われていることに同感してしまうのです
ほとんどは負け組みならぬ負け犬算出国と化している日本の競争社会
あまりにスポイルされる若者が多い
我々も被害者であると同時に加害者であることから出発しなければ解決しないのではないだろうか。
個人云々を言う前に誰にでも起きえる現象が目の前に起きている現実を直視しなければと思う
コケコ
2008/06/28 00:06
ののはなさん
はじめてコメントします 
この事件でショックだったのは、被害者を助けず、加害者を追いかけず、安全地帯にいて、ケータイで写真を撮ったり、メール送信している大勢の人たちがいる事です。この人たちの荒廃した心にぞっとします。

事件そのものに対するコメントは今日は書きません。では又
スミタン
2008/06/29 23:25
◇コアラさん♪
チャットと違って、わたしもこうした場合どういう約束なのかなと思いますが、いいのではないでしょうか。わたしにしたって別にマイルドさんの言ってること間違っているとは言ってません。ま、こんな時代になっているのだと今回の事件であれこれ考えてみただけです。で、それが今後よくなる見通しもないので、なんだかつらいな〜って。友人から聞きましたが、秋葉原に住んでいる人で現場を見てしまった人の中にはすごいフラッシュバックに襲われてしまっている人もいるそうです。コアラさんは言論の自由という面からも、此処がもっと自由にいろんな意見が言いやすい場所になった方がいいとおかんがえですね。わたしも同感です。
 
ののはな
2008/06/29 23:48
◇コケコさん♪
そうですね。コケコさんすごくよく分かります。きっと世代が同じなのではないかと思います。息子さんのおしっゃることも。うちの子たちと。
たしかにわたしの上の世代は戦争を体験し、戦後の価値観の逆転まで経験してしまった世代ですから、何言ってるんだとなるかもしれませんが。
自分で自分を痛めつける若者、人を巻き添えにする若者、何を考えているのやらという若者が増えているのも、他山の石っていやなんですよ。どうしても。個人の問題にすり替えてすませられないほどの苦しみを若者は味わっています。だからみんないろんなものにしがみつく。しがみつかれて成り立っている商売もある。でもね〜
コケコさん、わたしたちの若い頃の苦労と今の人たちの苦労って質が全く違うのですよね。いつなにがおきてもおかしくないほど狂い始めている。そんな気がします。
ののはな
2008/06/29 23:56
◇スミタンさん♪
はじめまして。
>安全地帯にいて、ケータイで写真を撮ったり、メール送信している大勢の人たちがいる
そうでしたか。恐ろしいですね。昔暴走族が流行っていた頃、富山県では暴走族を見ようと取り巻く人たちが圧倒的に多くて・・・という記事を思い出しました。あそこの県はすごい競争がひどい受験社会でしたから、ストレスを抱えて若者が多かったのですね。行動するも見学するも同じ。
今回の秋葉原でも、全くTVの中のことがいままさに現場で起きているってことでも好奇心でいっぱいの人もいたのでしょう。先も書きましたが、なかにはあの日のトラウマに今もくるしんでいるいる人もいるとは思いますが。嫌な時代ですね。どこから手をつけていいのでしょうか。
わたしは純真無垢に生まれてくる新しい生命に希望を見たいですね。
未来の子どもたちの素敵な社会を残してあげたい。みなさん、そう思いませんか。だから世の中の親に言いたいの。わが子の事だけ考えずに、わが子がかわいかったら、もっと住みよいいい社会にしましょうよ。子どもの心は真っ直ぐに伸びていくように。蹴落とせはい上がれではなく。真の共生社会を!
ののはな
2008/06/30 00:03
ののはなさん。
遅くなりましたが、今日は事件に対するコメントと何人かの方のコメントに対する私の考えをを書きます。
加害男性について「統合失調症かも」とかかれた方がおいででした。 
精神疾患についての判断は専門家の慎重な検査に任せましょうよ。何気なく発言した言葉が、その病を持っている人々への偏見を助長する事にならないかと心配です。 
加害男性の成育歴や性格を事件の原因に求めた方がおいででした。私も問題を感じていますし、ここに全く原因が無いとは思いません。加害男性は許されざる事をしました。 
しかし、この無差別殺傷と言う痛ましい事件の原因を、自己責任の追及だけで終らせては、日本は変わらないと思います。  
やはり、派遣労働者の絶望的な状況の上に繁栄しているトヨタなど大企業の有り様を考え直す時だと思います。(続きは明日かきます。) 
スミタン
2008/07/04 18:50
◇スミタンさん♪
再度訪れてコメントありがとう!
わたしも精神疾患についての発言は避けています。そうした病名で括られて差別されてくるしんでいる方がいることを知っているからです。
同じように、今回この事件をきっかけにここ40年近くに社会の有り様を私なりに書いてみましたが、非正規社員だから起こした事件だとは言ってないのです、あの事件以来、非正規社員の方々が差別的な目でみられ、辛い立場にいることも知っているからです。
 問題なのは、派遣労働者や請負労働者が非人間的に扱われている現状に問題があるのです。誰も好きこのんで、そうした非雇用労働者になるのではありません。ならざるを得ない現実があるのです。
 個人の努力だけの問題に矮小化してはいけないのではないかと思うのです。わたしには分からないことが多いのですが、スミタンさん、ご存知おのことを教えてください。
ののはな
2008/07/04 22:04
ののはなさん
続きを書きます。
「1986年から施行された労働者派遣法は、もともとは、派遣労働者の権利を守るものであった。それが、何回もの改正により企業側にとって有利なものに変えられ、2004年の改正で、製造業への派遣が解禁された」検索すると、およそこのように書いてあります。 
ですから、現在の「改正」された派遣法は派遣労働者の生存権を守る法律とは言えません。 
同一労働で働く労働者を正社員と派遣社員に分けて得をしているのは企業ですよね。正社員も得をしていると思います。 
トヨタの子会社・関東自動車工業で働いていた加害男性の携帯サイトには
正社員から「お前は使い捨て駒にされたんだよ。ギャハハ」(4/11)だの、突然の中途解約通告(5/27)だの、クビ延期(6/5)だのと人格否定されている様子が書いてあります。 
人として認められず、「住所不定・無職」にいつ落ちるかとの不安は深刻だと思います。短期間に職場と住まいが転々と変わる生活では、友人もできず、自己肯定感も希望も持てないでしょう。
スミタン
2008/07/05 17:12
この事件で、加害者と両親(特に母親)が糾弾されているわりには、トヨタや子会社の関東自動車工業(派遣社員受け入れ側)の責任を問う声の出ない現状に疑問をもちます。 

最近、日雇い派遣大手「グッドウィル」は、違法行為により幹部4人が逮捕され、廃業に追い込まれました。これに対して「派遣ユニオン」の関根書記長は「グッドウィル1社が許可を取り消されたとしても、港湾労働への派遣など違法行為は同業他社に流れていくだけだ。やはり制度をなおすしかない」と語っています。 

政府・与党は労働者派遣法改正案を秋の臨時国会に提出します。しかし、「日雇い派遣原則禁止」という企業寄りの法案です。他方経済界からは、もっと企業に都合のいい規制緩和を求める声すら出ています。 

スミタン
2008/07/05 17:39
法律は制度を整え、国の有り様を決めます。
今回の事件から見えてくる、派遣という働き方の残酷さは労働者派遣法にのっとっているのです。
私は労働者派遣法について、関根書記長の主張する抜本的改正が必要だと思います。 
強者による弱者の使い捨て政策は変えるべきです。 
今回の痛ましい事件で国民が、加害男性と両親を責め続けるだけで終わり、政治を変えなければ、日本は住みよい国になれないと思います。

ののはなさんが指摘された、非正規労働者が非人間的に扱われている現状は、今の政府・与党と、それを支えている大企業が作り出しているわけです。しかし、与党は有権者の多数が選挙で選んだのですから、私たち有権者の責任もまた重いのではないでしょうか?
 
だらだらと長い文を書いてしまいました。ごめんなさい。
スミタン
2008/07/05 18:29
◇スミタンさん♪
こんばんは〜
そうですね。「労働者派遣法」はもともと労働者を守るものとして作られたはずなのに、95年あたりから、おかしくなり始め、小泉政権時代の規制緩和で、04年、とうとうすべての業種で派遣労働者を使うことが認められ始めたのですね。
 どうして憲法で保障されている「生存権」さえも守れないような「労働者派遣法」になったのでしょうか。なぜ大本の法律を生かすように、下位の法律が作られないのでしょうか。わたしにはとても疑問です。
 いじめや差別を助長するような法律がなぜ生まれるのか、そのあたりに怒りを覚えますね。もっとそうした法律が作られる過程での、政府の関与・圧力・力関係が知りたいですね。
 スミタンさんはよく調べておられますね。これからもよろしく!
ののはな
2008/07/05 23:59
はじめまして。
高3の娘をもつ母親です。
娘の高校の夏休みの宿題のひとつが、湯浅誠さんの「反貧困」の感想文
でした。専業主婦で20年暮らしており世の中の流れをまったく知らなかったわたしは、「もう〜受験生に不必要な宿題だわ〜」と思いつつ手にとって大変ショックを受けました。そこから雨宮かりんさんの「生きさせろ」を読みそしてののはなさんのブログにたどりつきました。
秋葉原の事件が起きてからずっと苦しくて誰にも言えなかった思いをののはなさんのブログの記事で整理された文章で読むことができ涙がこぼれました。わたしは娘と娘の同世代が明るい気持ちで生きていける社会になってほしいです。最近特に疲れのひどい主人が元気で働ける社会になってほしいです。世の中のことを何もしらない自分が恥ずかしく何とか勉強していきたいです。どうぞよろしくお願いします。
まりこ
2008/07/09 11:46
◇まりこさん♪
湯浅誠さんの「反貧困」を読まれたのですか。娘さんの学校の先生は偉いですね。これから出る社会の実態を教えようとなさっている。
湯浅さんは「韓国では非正規労働者が50%いる。日本も負けていない」「貧困とは”溜め”が無い状態。人間関係や貯金など溜めがないとトラブルに弱くなります」「生きていても意味がない。生きていてもいいことがある状態にするのは溜めを増やすことです。日本は10年連続で自殺が3万人を越えています。先進国でトップで世界的に行きにくい国。死にたいと思うのはむしろまっとうなことです」などと語っていますね。
また「仕事柄、夜12時ごろの終電で帰るのですが昔と違って酔い客はほとんどいません」とも。本当に日本は今ひどい状態です。産業が空洞化し、低賃金で労働者の得られる国へどんどん移行していますが、同じ事の繰り返し。一体いつ学習するのでしょうね。日本の国の職人を捨てて、品物の質を捨てて、生き残れる道があると思っているのでしょうか。  
ののはな
2008/07/09 20:27
◇まりこさん...続きます
 まりこさんはいい学習をされましたね。お子さんに何かあっても事実を見誤らない賢いお母さんになれますね。ご主人の年齢では本当にきついと思います。家庭の中で癒してあげてくださいね。

わたしも今日生徒たちに話しました。あなたたちが大人になったときには今より働きやすくて生きやすい社会にしましょうね。人には生きる権利がある。たとえどんなであれ。わたしもあまり世の中のこと本当には知りません。でもおかしいことにはおかしいと言いたい。ある意味、秋葉の加害者は被害者であるとも言えるね、っていうと3年の男子生徒たちは頷いていました。こちらこそこれからも、もっと研ぎ澄まされた感性で生きていこうと思いますのでよろしく!
ののはな
2008/07/09 20:29
 今晩は。
 コメント有難うございました。秋葉原の事件がおきた日、覚えている人はどのくらいいるのでしょうか。凡そ一月になりますが遠い過去の事件のようになっています。向き合わないのは。と、違和感に襲われます。
 利益のない会社の幹部は税金で補填しろという声も流れてくるし、給料が少ないと介護等々は援助するのが当り前だと言わんばかり。自助努力をやらないのに、まかり通ると世の中、不健全に陥るのは火を見るより明らか。負担を求めるばかりで、非正規の人はますます暴発する。反対するのはやってゆけなくなるからで、賛成するのは実態をわかっているのか危惧する。
 「安いのは仕様がない。限度がある」
 友人と話をしたとき
 「金か」
 と言われたのを思い出し、恵まれている人の言う事は違うと認識。
 自棄をおこす前に、心の拠り所を探すのもいいと思う。
 薄いコメント、長々失礼いたします。
珊底羅
2008/07/12 01:11
◇瑠底羅さん♪
そうです。いくら辛いと言ってももっと他の行動を起こすべきだったのではないか、というのも真実です。彼の精神がそこまでしか育っていなかったのでしょう。残念ですが。で、わたしはここで問題にしたかったのは彼個人のことではなく、ああした事件が起こるような今の時代に警鐘を鳴らしたいのです。決して他人事ではないのです。明日、わたしが巻き込まれないとは言い切れないのです。そんな時代を後生に残したくありませんね。
ののはな
2008/07/12 23:07

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