静音の小径

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help リーダーに追加 RSS 秋の風を感じる小さな旅 

<<   作成日時 : 2008/10/03 21:51   >>

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ふたたび足尾山に行く

人っ子ひとりいない

ひっそりとした山

そこには足を祀った足尾神社がある



西に傾いた日にわずかに彩られた山並みに

心奪われ見入る

見事なグラデーションの山並みが

なぜか心に沁みる



画像 山を降りると石岡に向けて車を走らせる
 ここからみる足尾山もいい
 田圃には 稲刈りを終えた耕運機
 
 ところで
 この小さな祠はなんなのだろう
 わたしにはわからないことがいっぱい
 
 東の空には うろこ雲
 今日は秋のさわやかな空気を満喫
 


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α...................................................ω
そうだ
ここは水戸への旧街道になるのかな
水戸街道十九宿のことを思い出す


江戸・水戸間は二十九里十九町(116キロ)
宿場は十九駅
飛脚は二十九里十九町を二日で走り
大名行列は二泊三日で行脚


日本橋−(2里8町)−千住宿−(1里19町)−新宿−(1里30町)−松戸宿−(1里28町)−小金宿−(2里21町)−我孫子宿−(1里18町)−取手宿−(1里30町)−藤代宿−(1里)−若柴宿−(1里)−牛久宿−(2里)−荒川沖宿
−(1里)−中村宿−(1里)−土浦宿−(1里6町)−中貫宿−(30町)−稲吉宿−(1里30町)−府中宿−(1里9町)−竹原宿−(1里3町)−片倉宿−(1里5町)−小幡宿−(1里28町)−長岡宿−(2里8町)−水戸




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  わたしの学校がある新宿は
  日本橋から4里57町   
  ここで大名が宿泊することはなかった
  一時の休息をとるだけの宿場
  当然、本陣・脇本陣はなく 
  旅籠屋が4・5軒あった
  
  今、新宿にはその面影はどこにもない
  ただ旧水戸街道わきに
  地蔵菩薩と馬頭観音が残されていた




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  江戸時代の文献「新編武蔵風土記稿」に
  東葛西領新宿町は往還駅停で
  人馬や荷駄の輸送のための乗継場
  と記されている
  ここに多くの馬が葬られていたのだろう
  ここでひととき
  遠い昔を偲んでみる





α...................................................ω

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 足尾山裾の道端には

 なんということもなく
 
 わたしの愛する
 
 野の花がゆれていた
 
 あざみ つりがねにんじん のこんぎく ・・・
 
 遠い日に かの米本の あぜ道でゆれていた





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α...................................................ω


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7号沿いに車を走らせていると
おもしろい街並みに出会う



ここ茨城県石岡市の
府中藩は
石高二万石の城下町
初代藩主頼隆は
家康の孫・水戸黄門の義弟であった
当然、参勤交代はなく
江戸上屋敷にいることが多かったという
でここには、
家臣が二百人余りが執務をする陣屋が置かれていた
郡奉行・代官・吟味役・買物役がここに住んでいたのだろうか


「陽だまりの樹」を読みながら
ここらあたりにも
尊王攘夷の志士と名乗る輩が出没していたのかな
と想像たくましくする

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α...................................................ω


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 実におもしろい門にであう
 ここは宿場街道だったのだろうか










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ここはどんな人たちが泊まった宿だったのだろうか
ごく普通の庶民が江戸に向かう時の宿だったのだろうか
今は普通の民家になっているけれど...

画像
女郎宿でもあったのだろうか
えびすやという看板に「楼」という文字が見える


















α...................................................ω

画像
  山道を降り切ったところで
 
 風景が急に開け
 
 筑波山をバックに
 
 蕎麦の花
 
 そこには

 秋の風が吹いていた
 


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コメント(23件)

内 容 ニックネーム/日時
筑波連山のひとつでしょうか。
房総の穏やかな山々にも似た山並みが美しく、思わず見とれました。
万葉人もその風景を眺めていたのかと思うと感慨深いです。。
いい時間を待たれましたね〜〜。
komichi
2008/10/03 22:30
ののはなワールドに久しぶりに伺いました。
このグラデーションの山並は、一体どうやったら撮れるのだろうかと、先にそこに関心がいってしまいます。
この旅は、お一人で行かれるのですか?
私にも、行けるものでしょうか。
この旅が、とてもコンパクトに凝縮されて記事になっているので、関心しちゃいます。
教養不足な私でも、楽しいです。
今日は、ののはなさんが、身近にいる方だって分かりました(笑)
マイルド
2008/10/03 22:57
今夏、たまたまツアーで行った2つの旅行先で
こういった古い町並みや建物にお目にかかりました
一つは、三重県亀山市の関宿という旧東海道の古い町並みです
お伊勢参りでにぎわった当時の建物が今もそのまま残っていました
今なおそこに住んでおられる方もいらっしゃって・・
女郎家なんかもありましたよ
もう一つは、石川県の三国港・・
北前船で栄えたかっての漁港町です
ここも同じ感じで町並みが保存されていました・・
何かそんなことに縁のある一年だったのかな・・などと・・
風子
2008/10/04 00:01
初めまして、コメントをいただき、ありがとうございました。早速、お伺いしました。
一番最初の写真は、てっきり絵画だと思いました。そう思わせるほどの、空と山並みの微妙な色合いです。このように見える日もあるのですね。
一枚一枚の写真を丁寧に撮られていますね。特に7号沿いの街並みに、歴史の重みを感じます。
庭花
2008/10/04 04:56
石岡の街道筋に昔の面影が残っていますね。しっとりと落ち着いた町並みに昔の暮らしがしのばれます。ゆっくりと歩きたい町ですね。
森の生活
2008/10/04 08:42
 ちょっと写してあった祠の神はなんでしょうね。中のご神体が写っていないので判断しにくいのですが、分かれ道なら道祖神ですし、田んぼの中のようだから豊作を祈願した田の神や同じ意味をもった男性器や女性器をかたどった神かもしれませんね。大きな建物のような門が二つ写っていますが、これは長屋門ですね。門なのですが、戸口の両側が部屋になっていて、物置や下男下女の住居と出来、二つ目の幾つのも格子戸がある門は確実にこうした部屋を伴っており、大きいので屋根裏部屋もあると思います。各地の豪農の屋敷の門は、どこでもこうした長屋門です。大名の陣屋などもね。最後の門は、奥に見える土蔵の右横に母屋と奥座敷があるはず。門の横の建物はその主人が経営する女郎屋と見て間違いないでしょう。まだまだ各地には、古き時代がそのまま残されているのですね。
コアラ
2008/10/04 11:23
ののはなさんの世界を楽しませて頂きました。
ののはなさんはお一人で旅をされるんですか?
しっとりと静かな一人旅を想定しています。
私の知らない地をたっぷりお勉強させて頂きました。
ろこ
2008/10/04 12:35
休みとなれば、月に1回以上、藤野の山を走り、やまなみ温泉でゆっくりして帰ってきます。ブログ持っていますが、全くアクセス無し。寂しいので今日は積極トライ。スポーツ系ですが、藤野の自然は大好きです。
じんぺい
2008/10/04 17:39
良かったら遊びに来て下さい。
じんぺい
2008/10/04 17:41
◇komichiさん♪
そうですね。加波山-足尾山-きのこ山-そして筑波山へと続くのでしょうね。そうですね。万葉人はもっと美しい山里も眺めていたのでしょうね。
思いを過去に馳せると楽しいものですね。
ののはな
2008/10/05 17:53
◇マイルドさん♪
おひさしぶりです!自分でもよく撮れたと感激です。一脚をつけて写真を撮ったので、ぶれなかったのでしょうね。常磐道を一時間ほど北に上ります。そこからが長いのですが、今はカーナビがあるので大丈夫です。足尾山では出ないので、加波山と入力します。で、地図で検討をつけて目的地設定をします。山道は狭く対向車が来ると怖いのですが、滅多に車は来ないので、大丈夫でしょう。もちろん、車を山裾において、登山されるのもいいでしょうね。ただ登山が目的なら、もっと他の山がいいと思います。わたしは誰にも会いたくないとき山に行くので、いつもこんなマイナーな山を選びますが。
記事はあっちへふらりこっちへふらりで、よくわからないのではと案じながらもついつい欲張りになります。新宿(にいじゅく)はむかしは「あらじゅく」と呼んだそうです。地域調べにもなりましたね。身近に感じてくださってうれしいです。
ののはな
2008/10/05 18:02
◇風子さん♪
まあ、そうですか。旧東海道ですか。よかったでしょうね。わたしはこういう古い町並みに心そそられるのです。維持していく人は大変でしょうが、それなりの誇りをもっておられるのでしょうね。石川県の三国港ですか。行ったことはないのですが...石川には残っているような気がしますね。
風子さんはいろんなところにそうやって旅されているんですね。わたしはこれからまず身近なところからひとつひとつ丁寧に行ってみたいと思っています。日本再発見みたいに。でも、こんなにでたらめに乱開発している国のどこに外国人を案内しようとしているのでしょうね。観光省ですって?!
ののはな
2008/10/05 18:08
◇庭花さん♪
ようこそいらしてくださいまして、ありがとうございます。
わたしはなかなか好きな鳥の写真も撮れないのですが...今回はなぜか一脚に救われて、思いがけずおもしろい写真が撮れました。不思議です。これで水彩画を描いてみたくなりました。
またいらしてくださいね。
ののはな
2008/10/05 18:11
◇森の生活さん♪
そうですね。時間の制約がなければゆっくり歩いてみたいところがいっぱいある町です。常陸風土記の丘があるんです。昔、益子に窯を持っている知人に連れていったもらったことあります。このあたりは歴史の建造物の宝庫です。
ののはな
2008/10/05 18:14
◇コアラさん♪
祠はそういう意味なんでしょうね。豊穣を祈って祭ってあるのでしょうね。
思わず、宮澤賢治の「狐と土神」を思い出してしまいました。都会に住んでいるからわたしにはわからないのだなって。土に根ざした生活をしていたら、もっと違うものが見えてくるのでしょうね。わたしの整体の先生だった人が白川に行って、半農半業の生活始めていますが、かの人も宮澤賢治が好きだったな〜って思いだしています。
さて、いろいろ教えていただきうれしいです。長屋門っていうのですか。なるほど、あの門は住居にもなっているのですね。あの窓はそういう意味なんですね。すごく納得しました。これからはそういう目で見てみたいなって思います。
そういわれれば、最後の門の奥の土蔵の右手に確かにありましたね。
常陸の国っておもしろいところです。私の所からは近いので穴場だなって思っています。教えていただきありがとうございました。
社会科未履修のわたしには、まだまだ勉強がいっぱい必要で、楽しみがいっぱい残っています。
ののはな
2008/10/05 18:23
◇ろこさん♪
南とはまたちがう良さがあるでしょう。ここは田舎ですよ。
ハングライダーを楽しむ健全な人がいます。ただ、都会ではないので、関東といっても...って思春期の子供たちの中には都会に遊びに行きたい願望の子が多いようで、以前、原宿などにはそういった子がよくたむろしていたのではないかしら。そんな土地柄のところです。
でもわたしには魅力的なところです。
ののはな
2008/10/05 18:27
◇じんべいさん♪
ようこそいらしてくださってうれしいです。どちらからいらしたのかしら。
藤野の山を走られるのですか、すごいですね。で、カメラも持ってですか?凄すぎですね。でもやまなみ温泉でのんびりと疲れをとって・・・そうですか。豊かな生活ですね。わたしもブログは作ったはいいけれど...どうすればいいのかわからず、一年ほどほおってありました。で、写真を一枚載せたら、皆さん来てくださるようになって、「湖のほとりから...さん」や「森の生活さん」のところをお邪魔して、世の中にはいろんな人がいるんだな。すごいすごい、これは勉強になるって思って、こうして続けられてきました。それこそ、みなさんのおかげです。じんべいさんも頑張ってくださいね。
ののはな
2008/10/05 18:34
風のような煙のような画像に見入っていました。
日本にもこのような風景がありますのですね。
もう一つ気になったのがアザミの花です。
京都ではもう少し寒くなって霜が降りる直前の時期にも見ることができます。
春のものと違って、切花にしても長持ちするので嬉しいです。
散歩に出かけて、探してみようと思います。
Tatehiko
2008/10/05 21:09
こんにちは
トップの西に傾いた日にわずかに彩られた山並み素晴らしいです。
足尾神社からの眺め良いですね。古い家並みの昔をひもとく一時が羨ましいです。
chiharu
2008/10/06 15:54
◇Tatehikoさん♪
そうです。海外までいかなくても、こんな水墨画のような世界がある。日本も捨てたもんじゃありません。ただ、規制緩和で貴重な街並みを壊されたくない。土地の人も何にもないと思わずに、この自然が宝物なんだって気づいてくれればな〜。まずは行政が...変に整備せず、いろんな人が世の中にいるって気づいてくれれば。まずは保存です。
ノアザミいいでしょう?私も好きです。子どものころから、この紫が好きで。そうですね。わたしも切り花にしてもらってくればよかった。
ののはな
2008/10/06 18:38
◇chiharuさん♪
そちらにはもっとたのしい街並みがあるのではないでしょうか。歴史があるところですから。退職したらいろんな所に行きたい。それがゆめです。仕事以外では旅行なんてしたことないから。のんびりぶらぶらしたいですね。本とカメラとスケッチブックとウイスキーとMDをかばんに詰めて...時間とにらめっこの生活から早く脱出したいな〜
ののはな
2008/10/06 18:42
ののはなさんの学校は大都会の中なんですね。。時々は自然が恋しくなりそうですね。。小さな旅という表現がいいな〜 こんな風に大げさでなくちょっとだけ自然に会えて風景と語らう旅が大好き!
東京といえば日本橋が起点になるのですよね。牛久へやはり小さな旅をした時には筑波山が見えませんでしたので見られて嬉しい!
城下町や宿場町の建物の違いや風景の違いも大きな楽しみですね。
発見がいくつもあっていい旅でしたねe
コケコ
2008/10/06 23:56
◇コケコさん♪
そうなんです。
自然が無性に恋しくなるわけです。
牛久まで行かれたのですか。
ではあの湖畔の風景よかったのでは。
なかなか行けないですね。
いつも一期一会の気持ちです。
で、なぜかこの頃、ブログが重くなっている。
なのに、来てくださってありがとう!
ののはな
2008/10/09 21:06

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